第二章
あいさつは大切


目が覚めたとき、俺は見知らぬ天井を眺めていた。一瞬、ここは一体どこなんだろう と思ったが、すぐにその解答を得る事ができた。足はギプスで固定され、腕には 点滴の管が刺さっている。つまりは病院。どうやら怪我をしているものの生きているようだ。

それがわかると昨日の場面がフラッシュバックのように思い起こされた。 そうだ、俺は攻撃を受けてバイクもろとも木っ端微塵になるところだったんだ! 状況を少しずつ思い出そうとした刹那、俺の視界に何かが侵入してきた。

お、女の子?

「直撃した割には傷が浅いな…、残念だ。」

思い出した!この娘は死にそうな俺を見下ろしていた奴だ。何故この部屋にいるんだ。 まさか俺の命を狙っているのか。そんな思いが一度に交錯し、頭の中は解けない 糸の絡まりのようになった。とりあえずそんな状況をどうにかするため俺は…、 夢の中へ現実逃避することにした。

しかし、それは無残にも阻止されることとなった。

「お前、私が見舞いに来てやったというのに狸寝入りとは何事だ。あいさつするぐらいの マナーは持ち合わせてないのか?」


BAD ENDのフラグって、きっとこうやって立つんだなと思うことしかできなかった。

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