| 第14号 2002年2月15日発行 |
| ヨハネスブルグ・サミットと NGO・NPO 活動へのあなたの支援を |
| 専務理事 井上善雄 |
| 今年の8月26日から9月4日に南アフリカ共和国で、WSSD(ヨハネスブルグサミット・政府会議)とNGO・NPO会議、Bisines
Action for SD(持続可能性への企業活動) 会議が開催されます。1992年のRIO会議(地球サミット)、NGOグローバルフォーラムにもかかわらず21世紀のいま地球環境は危機を深めています。この10年、私たちは何をしてきたのかと、問われています。 リオ・サミット事務局長で、現在アースカウンシルのモーリス・ストロング氏は『地球共同体の一員として自然の愛、人権、経済的公正、平和文化の地球社会を生み出すことに参加し、現在の生と未来社会に責任を負う』とし、「地球憲章」の2002年採択を求めています。 また、アメリカの元大統領ジミー・カーター氏は「今後数十年の間に私たちが下す決断は、全人類に影響を及ぼすだけではなく、進化の長い歴史が生んだ多くの生き物たちの運命をも左右することになるだろう」、「新世紀の最も重要な課題は、豊かな者と貧しい者が、富と機会、そして責任を分かち合うことだろう。貧富の差がさらに広がるようでは安定と安全も望めない。私たちの努力はまだ十分とはいえない」・・・・そして「小さな努力の積み重ね」、「状況を変える意志さえ持てば解決できる」、「意志は現状を理解することから生まれる」と言っています(ナショナル・ジオグラフィー2002年 2月号より抜粋) 。 私たちアース基金協会は、気候変動をはじめとする地球環境の危機と、生存さえ脅かされるアフリカ・アジアの人々の状況、そして多国籍企業がWTO、グローバリズムの下で生み出す矛盾について理解して、よき地球社会への合意がヨハネスブルグで結実するよう 「支援」したいと考えます。あなたのカンパを心よりお願いします。 |
| ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)NGO参画活動コンクールに応募しよう! |
南アフリカ共和国ヨハネスブルグで開催されるWSSDは、1992年 6月にリオデジャネイロで開催された地球サミットから10年を期して開かれる今年最大の環境会議です。環境保護団体(NGO)では、WSSDにむけて、地球環境問題解決へ各国首脳に提言やアピールの準備が進められています。また、現地で世界の NGOとの活動交流を通して情報交換も企画されています。このコンクールはWSSDに参加する環境 NGOを側面から支援する行事です。ふるって応募ください。 |
| 名称 【ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)NGO参画活動】コンクール |
| 名称 【ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)NGO参画活動】コンクール |
| 目的 |
| 南アフリカ共和国ヨハネスブルグで開催されるWSSD( 持続可能な開発に関する世界首脳会議) に参画するNGOを支援する事を目的とします。 |
| 募集条件 |
| WSSD開催の現地で現在の地球環境問題にふさわしい提言活動や実践行動ができるNGOを支援します。応募資格はWSSD開催地に代表を送る団体・グループに限ります |
| 応募規定 |
| 団体名、責任者名 ・住所・電話番号 ・団体を代表して参加する予定者氏名・現地での提言活動や行動計画などの予定を記載して下さい。 (応募用紙は自由) |
| 募集期間 |
| 助成金申請の応募期間は2002年4月1日〜2002年5月31日(当日消印可) |
| 助成金は 支援総額は200万円。応募団体の中から5〜10団体に助成金として交付します。 支援決定 2002年6月15日(土) |
| 審査委員 |
| ・中坊 公平 (アース基金協会理事長) ・井上 善雄 ( 〃 専務理事) ・高木香代子 ( 〃 常務理事) ・五藤 実 ( 〃 〃 ) ・音田 昌子 ( 〃 理事) |
| 後 援 大阪府 大阪市 朝日新聞社 毎日新聞社 読売新聞大阪本社 |
| シリーズ学習会『アフリカをもっとよく知ろう』 ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)に向けて |
| 暗黒大陸と呼ばれたアフリカは第二次世界大戦以降次々に独立をはたし、現在53カ国が存在しています。しかし、その多くが貧困・飢餓、人口爆発、民族抗争など多くの課題に直面しています。ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)がアフリカで開催される意味を今一度、学びながら考え活動していきたいと学習会を企画しました。 |
第一回講座 3月23日(土)午後1時30分〜4時30分 開講式 挨拶 (1) 開会にあたって ・ヨハネスブルグ・サミット(WSSD)について 解説 早川光俊 氏 (地球環境と大気汚染を考える全国市民会議専務理事) ・【ヨハネスブルグ・サミットNGO参画活動】コンクールについて 説明 井上善雄 氏(アース基金協会専務理事) (2) 第1話「アフリカの政治経済から日常生活まで」・・南アフリカ共和国を中心に・・ 講師 川村悦朗 氏(アーモスト戦略交渉学研究所代表) 第二回講座 4月20日(土)午後1時30分〜4時30分 (1) 第2話「アフリカの飢餓・貧困の実態は」 講師 大谷敬子 氏(国境なき医師団:看護婦) (2) 第3話「アフリカの自然はどう守られているか」・・アフリカは自然がいっぱい? 講師 板倉豊 氏(京都精華大学助教授/ナイジェリアでの活動経験) 第三回講座 5月18日(土)午後1時30分〜4時30分 (1) 第4話「アフリカに環境問題はあるのか?」・・アフリカの環境NGOに聞く・・・ 講師 サンガ・ンゴイ・カザディ氏(三重大学教授) (2) 第5話「日本経済と南アフリカ」・・アフリカから運ばれてくるのは何? 講師 橋本浩 氏(大阪府アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会理事) |
| 第13号 2001年9月5日発行 |
| アース基金協会設立10周年を迎えて |
| 理事長 中坊公平 |
| アース基金協会は10周年を迎えました。日頃、仕事に追われあまりお手伝いできず、心苦しく思っていますが各地での会員の地道な活動、協力でアース基金協会が10年を迎えられたことを嬉しく、また理事長として皆様に深く感謝の意を述べたいと思います。 この10年間は協会を樹木に例えれば『根』を広げる時期であったと思います。すべて物事は『根』をしっかり蓄えることが大切です。地球環境問題、自然破壊がいわれ、21世紀社会において、自然と人類が共存し得るかが焦眉の課題といわれるいま、その想いを共有する方々の地域での活動が少しづつ広がり、アース基金協会にも力を寄せて頂いています。 人間にとって何が大事かとの視点も含め、根っこをしっかり蓄えて未来に豊かな花を咲かそうではありませんか。 |
| 2000アースデー・コンクール優秀賞受賞のよろこび (1) 茨城県 アースデイ2000いばらき実行委員会」 (2) 東京都 春風実行委員会 (3) 福井市 アースデイふくい2001プロジェクト (4) 奈良市 アースデー2001実行委員会 (5) 大阪市 アースディおおさか2001 (6) 京都市 国際青年環境NGO「SAGE」 (7) 調布市 2001アースディin調布実行委員会 (8) 神戸市 すま花ネット (9) 京都市 京都消費者団体連絡協議会 (10) 京都市 気候ネットワーク (11) 東京都 板橋区立エコポリスセンター (12) 川西市 川西自然教室 (13) 静岡市 静岡市消費者協会 (14) 松江市 特定非営利活動法人斐伊川流域環境ネットワーク( 斐伊川くらぶ) (15) 武蔵野市 ACTION (16) 高松市 豊島は私たちの問題ネットワーク他2団体 (17) 愛媛県 鼓舞・宇和島市手をつなぐ育成会 (18) 浜松市 早出幼稚園 (19) 川西市 Rびんプロジェクト リターナブルびんをすすめる会 (20) 仙台市 サイカチ・ネイチャー・クラブ (21) 日野市 グリーン・クリエイターズネットワーク (22) 奈良市 ならグリーンネットワーク (23) 奈良市 新日本婦人の会朱雀・左京班 (24) 東京都 NPOミレニアムシティ (25) 吹田市 大阪よどがわ市民生活協同組合 (26) 宝塚市 エコグループ武庫川 (27) 静岡県 しずか村と仲間たち (28) 大津市 ビワコシーカヤックマラソン大会実行委員会 |
アース基金協会設立10周年記念の集い トーク・ショー |
| 2050年『地球はどうなっている?』 |
| パネラー |
| ・中坊公平(弁護士 本会理事長) ・飯田秀男(大阪消団連事務局次長) ・太田航平(立命館大学3回生:国際青年環境 NGO『SAGE』) ・鈴木靖文(CASA理事) ・尾形祥子(CASAスタッフ) コーディネーター 音田昌子(読売新聞社編集委員) |
| 音田昌子さん まず小学1、3年生の絵を紹介します。子どもたちは未来に様々な夢を描いています。 未来の地球や社会に向け改めて、大人の責任を感じさせられるのでは。 |
| 中坊公平さん 未来も青く美しい地球を、と念じています。大切なことは人間の価値判断を変えること ではないでしょうか。競争主義をこのまま続け、化石燃料を土台にした豊かさを求め続 ければ50年後の地球はどうなってしまうのか。今、ひとり一人の考えや行動が重要な意 味を持ってきます。 |
| 飯田秀男さん 50年後、私は生きているかきわどい世代ですが、エネルギー問題では太陽パネル電池 など50年後は科学技術の革新に期待しています。但し、食料問題での予測は深刻です。工業食品ばかりにならないかと。水や耐性菌の問題も見通しは暗い。最大の環境破壊の核戦争阻止も強調したい。 |
| 鈴木靖文さん 私がいま着ている服は"エコ服"です(作務衣)。将来流行するかも。これまで人は経済効率主義で走ってきましたが、ゆくゆくは、もっとゆっくりした生き方が考え出されるのではないでしょうか。 |
| 尾形祥子さん 私は身近な"地域づくり"を考えています。私の住んでいるところは子どもの頃より随分自然がなくなってしまいました。まず住環境や労働環境を考えなければと思います。 |
| 太田航平さん 僕はドラエモンの世界を見て育ちました。あの頃の夢は大切にしたいと思います。出身は京浜工業地帯なんですが、京都での現在の学生生活には満足しています。アースデーキャンペーンで地域住民との関わりから地域経済活性化の意義や将来への可能性を感じました。 |
| 音田昌子さんのコーディネートで、50年後も"青い地球"を残すために、現状の経済優先主義をどう克服すべきかを巡って会場参加者とパネラー間での討論は、子どもに伝えるべき"物の価値観""倫理観"にも及び、活発に展開された。 |
| 地球時代と反グローバリズム |
| 専務理事 井上善雄 |
ジェノバサミットで展開された市民の反グローバリズムは、先進国(米欧日)による地球規模の政治・経済支配に反対するものです。環境派のゴアより得票数の少なかったブッシュ大統領は、大企業、富裕者層の利益保守のために、地球上の人々、生命を危機にさらしています。 21世紀を環境の世紀にするためには、地球環境に影響を及ぼすあらゆる政治・経済・軍事を全地球人の承認しうることと、資源・エネルギーの利用や生活格差も解消する地球スタンダードが必要です。反グローバリズムは、直訳すれば反地球主義になり、本来地球上の弱い生義になり、本来地球上の弱い生命を守ることを保障すべきだとする地球主義を志向するものにとってはとまどうネーミングです。しかし、地球サミットというのは、世界経済の支配者的なクラブ会員国が国連ルールとは別に将来の国際ルールを決めようというのですから、こんな「地球主義」ならいらないというのは自然な声です。 COP6は、温暖化の将軍(米国)と旗本(日本)と有力藩主(欧州)の綱引きで、旗本がかなり口説かれた恰好でした。パックスアメリカーナという米国幕藩体制は地球船思考で崩れ始めているのです。 ところで、私達日本の市民は地球環境派だといえるのでしょうか。実は、多くの人々が米国型消費経済下で「豊かさ」を謳歌しているのでは? 実は米国市民の半分がブッシュに批判的で環境主義者であること、市民の過半が環境団体に属し、自らのポケットマネーを環境団体の活動に投じていることを知るべきです。 この点、日本は大変貧しい国です。日本の市民は、温暖化政策の一つさえ米国政府の旗下ででなければ動けないような政府であることに責任があるということです。今後ともアース基金の拡大にご協力をお願い申し上げます。 |
| 第12号 2001年7月21日発行 |
| 21世紀最初の「地球の日」 【2001アースデー・コンクール】について |
| アース基金協会では「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー」(地球規模で考え、地域で行動しよう)の精神のもとで実施される各地域のアースデー行事を支援するために【2001アースデー・コンクール】を実施しました。 今回の【2001アースデー・コンクール】は2001年4月1日から6月20日までに実施するグループ (団体) 単位の行事で、まず「アースデー行事を登録」する応募期間を2001年1月1日から2001年3月31日までとしました。また、できる限り多くの行事を支援するために、助成金は3万円から10万円とし、20から30グループ(団体) に贈呈することにして募集を始めました。 |
| 募集の結果は 短期間の募集でしたが、北海道から九州まで、広い範囲からの問い合わせがあり、各地から49グループ (団体) の応募がありました。 審査委員会では6月2日、ベースとなる審査基準の確認や審査スケジュールを決め、「報告書」に基づいて応募行事の実施状況などを点検しながら行うことにし、第1回は7月3日に、第2回目は7月7日、二度にわたり選考を開始しました。 選考では、応募行事の内容を見ると各々が地域で果たした効果と努力が伝わり、「全ての行事に助成金を」との想いが全審査委員を苦しめましたが、審査基準を基にグループ(団体) 28を選定しました( 受賞団体の詳細は2面〜4面)。受賞にもれた21グループ(団体) の行事に対しては、「アースデーを盛り上げ、地域の方々に環境保護の大切さをアピール」されたことを評価し「参加賞」で敬意を表することにしました。 地域で活動することの大切さを実践された49グループ(団体) の皆様の努力に感謝しアース基金協会として心より御礼申し上げ報告とします。受賞団体名はニュース13号をご覧ください。 |
| 第11号 2000年12月28日発行 |
| 21世紀は地球主義・・毎日の行動から・・ |
| 専務理事 井上善雄 |
| オランダのハーグでの、気候変動枠組条約第6回締約国会議(COP6)の合意不成立を見ますと、21世紀を前に今だ当面の国家や企業の経済の利益にとらわれる姿が見え失望させられます。否定的側面で世の中を見れば日本やアメリカのトップ人事も混迷の極みですし、極貧社会の一方で飽食社会の「17歳の暴走」に象徴される精神破壊があります。 これらの否定面の原因はもとより一つではありませんが、「目先の利益」「つまらない」物に把らわれる、いわば「病い」とでも言うべき仕組み、構造が、私たちの身近にあるからでしょう。私たちは21世紀を前にこれらの克服のために、「失望」ではなく「希望と夢」を持ち、そして「あきらめ」ではなく「小さな努力」を重ねることが大切です。 21世紀は「環境の世紀」といわれます。これは地球規模での環境破壊に対しての「警告」でありますが、21世紀を地球規模で豊かな環境にする世紀にしようというスローガンでもあります。20世紀のはじめ地球を回るのに人は半年も要したのに、今は1時間余りでシャトルは回ることができます。このように千倍も2千倍も早く動き、その分資源エネルギーを多く使い、その結果多くの人は肉体はもちろん精神さえも消耗させているのではないでしょうか。 21世紀を19世紀に戻すことはできませんし、正しくありません。しかし、20世紀の技術が生んだ最大の「負」、戦争(そして核兵器)や、子孫の生命の殺傷をもたらすものだけはストップさせたいものです。21世紀の地球には自然的環境的な意味で国境はなくなります。そして例えば、地球の気候変動について誰一人として安全宣言はできないのです。 2001年もアースデー行事を援助する活動を行いますが、当日のイベントだけに援助するのが本意ではありません。毎日毎日の暮らしや、社会をよくする活動こそが大切なのです。私たち協会はよき地球環境主義の広まるよう環境教育が広がり、自ら実践できる人の拡がりを求めていきます。 21世紀には地球主義しかないと思います。この地球を守る運動のためには人と資金が必要です。今は力が小さい協会ですが、それこそアース のために、一歩一歩、皆様と共に資金づくりと提供の努力をしたいと思います。あなたのお力をお願いします。 |
| 『雑念』 |
| 常務理事 五藤 実 |
| 1995年1月17日(火)・・6千人を超える犠牲者を出した阪神淡路大震災から早や6年が経とうとしている。 かけがえのない尊いものをたくさん失った反面、復興と支援活動のなかで得たものや生まれたものがある。その中で、多くの若者が全国からボランティアに駆けつけたことは、今でも脳裏に焼き付けている。 その後、ボランティアへの参加は、年を追うごとに増加しあらゆるところで活躍している。多くの若者が「人の役に立ちたい」という気持ちを持っていることが改めて認識させられる。 しかし、ボランティアに参加する若者が増加する一方で、近年、自殺者や、心の悩みを持つ若者 や「少年犯罪」も増加している。対峙するように見えるが、キーワードは「場」と「きっかけ」、 そして「自分探し」ではなかろうか。みなさんは、どうお考えですか? |
| アース基金協会を発展させるために |
| 常務理事 高木香代子 |
| 地球の新たな担い手、子どもたちに、これ以上「病める地球」を引き継がせられないと環境保全活動を通して社会に訴え続けてきました。 生きるための力をかして1994年、バングラディシュの環境保護団体ユイテッド・クラブから活動援助の要請があり支援金を送付しました。「こどもたちの環境教育、働くこどもたちの識字教育」に活かされたと報告があり、地元のアースデー行事に参加した子どもたちから絵が送られてきました。絵は大阪市主催の「エコ縁日」などで展示され「途上国のこどもたちの暮らし」として紹介してきました。 地球に抱かれて生きている環境保護の意識は誰でも持っています。その知識と関心を活動に活かしてこそ社会的効果があるのですが、会員増や基金活動は、設立当初の目標に達せず、一般市民へのPR不足も重なって、常に財政問題が弱点です。しかし、継続会員の理解と協力で苦しい事情を乗り越えて10年となりました。 より一層の発展を2000 年の「アースデーイベント・コンクール」の反響は大きく、2001年も【2001アースデー・コンクール】を実施します。21世紀の「企業活動」「環境政策」が問われるなか、アース基金協会は、「地球の将来を共に考えられる会」としての役割を果たすための環境にやさしい行動、活動を続けていくと共に、併せて環境保護への意見表明、提言活動も行っていきます。 |
| 21世紀最初の「地球の日」2001アースデー・コンクール アース基金協会では「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー」(地球規模で考え地域で行動しよう)の精神のもとで実施される各地域のアースデー行事を支援するために【2001アースデー・コンクール】を実施します。 |
| 第10号 2000年7月発行 |
| アースデー・イベントのコンクールから環境問題を考える |
| 理事長 中坊公平 |
昨日(6月3日)、香川・豊島の産業廃棄物問題でやっと最終合意案を受け入れるところまでになりました。豊島は、高齢化と過疎化した離島ですから公害調停を申請したときから、わずか6年6カ月の間に69名の方が亡くなっています。環境を破壊することは簡単ですが、それを元にもどす努力は大変な時間と労力が必要です。そして莫大なお金を必要としています。 いま、振り返ってみますと、人類が地球上に生れて 200万年の歳月が流れ、西暦2000年ということは 200万年の 0.1%であって、そのまた中の 100年は小さな小さな期間ではないでしようか。しかし、いま地球環境は大変な痛手を被りつつあり、それが、いつでも文明の名のもとに傷つき破壊され痛みつけられていく、という状況にあります。太古、恐竜が地球上を歩き回り、だんだん、だんだん大きくなり、ある日突然消滅しまったらしいのですが、人類も地球全体を支配していくうちに、おごりもだんだん大きくなり遺伝子まで支配する様なことになってきました。 我々が生きている資本主義社会の根拠には自由競争と公正な市場がいわれます。競争とは何かというと効率という概念であり、より合理的に、より効率的にという合言葉で競争を加速していきます。私たちは効率という概念から奪うことのできない価値をもう一度見直さなければ恐竜が最後に突然倒れたように、人類が地球そのものを破壊してしまうような気がします。 効率に勝る価値とは何かというと、いうまでもなく自然ではないかと思います。自然の中に全ての生物が引き継がれて今があります。かけがえのないものへの価値判断というものを、私達の中に活かしていく。それは自然であり緑であり空気でしょう。便利さや安さよりもこの価値観念が生まれて来なければ、恐竜と同じ運命をたどることになるのではないでしょうか。今回のコンクールは、大きな流れの中からいえば極々小さな事ですが、その小さなことを大切にして大きな事に対して向かっていかなければならないと思います。(6月4日表彰式の挨拶から) |
| 2000年のアースデー・イベント |
| 【環境保護啓発・実践活動】コンクール最優秀賞は「岡山YMCA」に |
6月4日、大阪府立女性総合センターで2000年のアースデー・イベント「環境保護啓発・ 実践活動」コンクールの奨励行事16団体の表彰式が行われました。奨励行 事の中から最優秀賞は岡山YMCA操山里山フェスティバル実行委員会の「世界は大きなジクゾーパズル私もなろう1(ワン)ピース」に決定しました。 岡山YMCAには最優秀賞として50万円を、奨励賞15団体にはそれぞれ10万円、助成金が中坊公平理事長より手渡された。そのあと、16団体によるスピーチがあり各地でのイベントの模様などが紹介されました。 |
| 総評 2000年という節目のアースディにあたり、全国各地で興味深いイベントが数多く開催された。いずれも、オリジナリティあふれるイベントで、・自然に親しむもの ・芸術から感じてもらうもの・科学を体験してもらうもの ・農業や塩づくりなど生活や文化を体験するもの ・次世代を担う子どもたちが参加できるもの ・地域に根ざしたもの ・多くの団体と協力して多くの参加者を集めた社会的ムーブメントを起こすもの、とアースディの名にふさわしいものであった。 選考 それぞれの特徴を持ち、全てのイベントを表彰したいが審査委員の悲しい役割として、1つだけ最優秀賞を選ばなくてはならなかった。選考は、なかなか決着がつかず審査予定時間を大幅に超過してようやく決まった。 最優秀賞:岡山YMCA操山里山フェスティバル実行委員会「世界は大きなジクゾーパズル私も なろう1ピース」の選考評 企画の概要は、午前中は全員がネイチャーゲームに参加し、午後は6つのワークショップに別れて各自のやりたいことを探求し、最後にまとめるという内容だった。地元に残された里山を存分に活用し、その大切さをネイチャーゲームなどを通じて体感することができた。6つのワークショップの一つである「里山散策&自然観察」では、現代の都会の生活で は知ることができない、野鳥のさえずりや樹木を紹介するなど里山の存在と重要性を数える工夫が見られた。数百人が参加した大きなイベントで、ほヾ日中を利用した長時間の企画であったにもかかわらず、子どもたちをはじめ大人たちがとても楽しんでいる様子が印象的だった。 私たちが現代生活の中で忘れがちな「ほのぼのとした時間」を思い出させることは、環境問題を取り組むのに重要な視点だろう。企画をやりっぱなしにするのではなく「まとめの時間」では、地球環境の重要性が説明され、最後に「私の決意」を参加者全員に書いてもらい、当日の経験をまとめる点も、企画としての完成度が高いといえるだろう。 以上の点から、企画の目的とされた「環境教育の理念を地域に広げる」ことは十分達成できたと思われ、ひときわ評価が高かったことから、最優秀行事として認定した。 最後に、それぞれが優秀賞に値する興味深いイベントで、それらが集まったからこそ2000年アースディのおおきな流れになった。残念ながら基金の制約があって最優秀賞は一つに限られてしまった。環境問題も、地球や自然の制約を見つめることが重要といわれる。将来につながる可能性が見られた企画が多かったので、今後も活動を継続してほしい。みなさんの工夫・創造性・可能性には 制約はなく、今回の経験をきっかけに、より活動が広がっていくことを期待したい。 |
| 第9号 2000年3月発行 |
| 〜21世紀にあと300日〜環境の世紀とアース基金 |
| 専務理事 井上善雄 |
20世紀は、人類が過去一万年間かけて地球環境を破壊した総量を上回る100年間ともいわれてます。環境破壊は人の生きる陸上だけでなく、海、空の全てで起こり、生命への脅威は巨大生物から何千万種といわれる昆虫など名のない小動物に及びます。もちろん植生の破壊は、砂漠化の一つをとっても顕著です。その禍はヒト自身にも降りかかりました。 その牙は弱い子ども、そして未来の子どもの肉体、生命を形成する遺伝子にまで及んでいます。私たちは、地球という「ホーム」に暮らす一生命種です。そして大切なことはその仕組みが判っているかどうかは別として、他の生命種に依存していることです。そして生命とはいえない大気や大地の自然にも依存しているのです。 今日本では、景気対策といって公共土木工事が借金を重ねて急ピッチで進められていますが、これらの自然環境の破壊や過剰消費が地球環境にとってはよいわけがありません。家庭でも企業でも、そして政府レベルでもムダ遣いは環境を破壊するものです。本協会は地球環境を破壊する恐れのある企業活動や政府を是正させることを目的とはしていませんし、個々の経済活動に対し行動をするものでもありません。 しかし、このままではいけない。地球の未来を考え子孫に引き継ぐ、よき地球環境を残したいと活動する内外のボランティア活動が一層盛んになることを願っています。そのためのささやかですが経済的支援をめざしています。そのためには沢山の資金が必要です。お金を倹約して蓄め地球によいことのために使うことが協会の目的です。 どうぞ・・・ Save the Money to Save the Earth ・・にご協力ください。アース基金に対し、たとえ少しづつでもあなたの継続募金をお寄せ下さい。 アース基金協会の会員になってアース基金を増やす活動にご参加下さい。 心ある人々に協会と基金への参加と募金の方法を広げて下さい。 |
第5回総会記念講演・・・「中坊公平:地球と21世紀を語る」 |
| 本会中坊公平理事長が、総会記念講演として中坊公平:地球と21世紀を語る」と題し、約1時間話された内容をコンパクトに30分ビデオまとめました。 ぜひご活用下さい。1本 2500円(送料込み) |
| 「 アースディ2000ミレニアム・ピンバッジ」頒布のお知らせ |
青地に金色のロゴと縁取りがほどこされた長方形のアースディ2000ミレニアム・ピンバッジを頒布します。胸ポケットや襟、帽子などを上品に飾ります。いかがですか。今年ならではの記念バッジです。 1個 500円(送料込み) 10個以上は単価400円になります |
| 第8号 2000年1月発行 |
| 第5回総会と記念講演「中坊公平:地球と21世紀を語る」は「ビデオ」デ販売中 (2500円、送料込み) |
| ECO縁日 '99」へ出展1999年6月27日 |
大阪市の主催で「ECO縁日 '99」が鶴見緑地 (大阪花博会場跡) の生き生き地球館で開かれました。アース基金協会は、環境情報・展示コーナーに「途上国の子どもたち」というテーマでバングラディシュの働く子どもたちの生活のパネルを展示しました。またバングラディシュ環境NGOユナイテッドクラブから届いた子どもたちの絵も展示しました。 「ECO縁日 '99」は、都市に暮らす人々が、生活と環境の関わりを考え、体験できるよう「遊ぶ」「創る」「楽しむ」をテーマに2日間にわたって様々なイベントが行われました。 |
| 「地球環境保全をめざす市民行動の集い'99 」 |
1999年12月11日、「地球環境保全をめざす市民行動の集い'99 」が、すきやねん大阪市民運動推進委員会の主催で開催されました。 この日は第5回総会の日と重なっていましたが、協賛展示をしました。この「集い'99 」は、みんなの地球を環境破壊から守るため新しいライフスタイル(エコライフ)の在り方を考え、実践していく事を目的に開催され、環境保護団体や企業も多数参加し、環境保全活動事例発表やジャーナリストの岡島成行さんの講演もあり大勢の市民が参加しました。 |
| 第7号 1998年9月 |
| 地球環境保全への一燈 |
| 専務理事 井上善雄 |
| 20世紀末の今、世界はいつくかの恐怖に怯えています。 政治、マスコミを賑わせているのは第一に不況問題、そして世界恐慌への恐怖です。また、オウム真理教の再現とまでいかなくとも、ワイドショーなどでカルト、洗脳など有名人をめぐる話題が登場しています。これには多分にテレビの「演出」があると思われますが、若者など広く人々に不安があり精神文化の点でも脅威があるようです。 しかし、真の脅威は地球環境の破壊です。そして地球のどこにいても衣食住生活が絶対に安全とはいえない環境汚染の脅威ではないでしょうか。オゾンホールは拡大の一方です。地球の気候変動(まず地球温暖化)を激化させる人間の営為は、増大する人口の下、食糧不足など破局を広げています。そして、ダイオキシン、環境ホルモンなど、既知、未知の化学物質は種や子孫の存在そのものへの脅威となつています。 恐怖で人を脅し、一定の行動を煽ることは望ましいものではありません。しかし、考えるより信じたい人々には効果があるためか、多様なキャンペーンに、この手法は用いられています。私は、着実にかつ急速に地球環境は破壊され、特に生命と種への危機は取り返しがつかない程、人間の営為は誤りを犯していると考えます。 そして皆様と共に、地球の将来を考えることを訴えたいと思います。盲信するのではなく智恵を働かせ想像力を磨きたいと思います。そして、今は経済問題で押し殺されている環境破壊のニュースや、逆にそれを克服する尊敬すべき人々の活動のニュースに注目していただきたいと思います。 そして、冷たい風の谷間にある環境NGOや、地球環境の破壊の悪影響を受けながら、生命を守るための闘いをしている南の国の努力に、少しでも援助できればと考えます。日本では、あまり使われなくなった『貧者の一燈』という言葉があります。日本人は、今や物質的には貧者とはいえないかも知れませんが、アース基金にあなたの一燈を心よりお願いする次第です。 |
最近のアース基金協会活動より |
1.COP3に向けた「CASA;気候変動防止戦略研究会(CC研)」の研究費の一部を助成しました。 COP3開幕に向け(気候変動枠組条約第3回締約国会議=京都: 97.12.1−11) 気候変動防止戦略研究会(CC研)はCO2 (二酸化炭素) などの温室効果ガス排出削減についての研究を1997年4月から開始し、10月に「CO2 排出量について、現在の生活水準を変えずに技術対策に取り組めば、2010年に1990年比で21%の削減可能」という研究成果を発表。アース基金協会はこの研究の研究費一部を助成しました。 2.バングラデシュの環境NGO「ユナイティドクラブ」へ、子どもたちの教材費の一部を支援しました バングラデシュ'98 アースデー行事に2000ドルを贈呈し成功に寄与しました。後日、お礼としてアースデー・アートフェスティバルに参加した子どもたちの絵画が、事務局に送付されてきました。この絵画は8月に大阪市主催の「エコ縁日」で展示しました。 3.CASA環境大学第・期を後援しました CASA環境大学市民講座は「第・期」から後援してきましたが、引き続き「第・期」を後援し助成しました。第・期のテーマは「ダイオキシン」です。 <基金へのご協力のお願い> アース基金協会に寄せられた基金は、途上国の環境保護団体が実施する、環境教育のための資材購入費の援助や、国内の環境・市民活動の啓発活動の支援金として活かします。 日本の千円の価値は、途上国では実に20倍、30倍の価値になります。また、昨年のCOP3に向けたCASA活動に象徴されるように、国内の環境・市民活動や研究 活動に貢献しています。このように、あなたの貴重な寄付金が大きく活躍しています。あなたからのご寄付をお待ちしています。 |
| 第6号 1995年12月発行 |
| アース基金協会の援助活動一覧 |
アース基金協会は発足準備段階から途上国への援助を開始して来ました。1990年2月に米国のデニス・ヘイズ氏を迎え、90アースデーの取り組みを開始しましたが、その時の構想に「アース基金」があり、1990年4月22日のアースデーを経て、翌年アース基金協会設立と発展してきました。発足準備段階の援助は、NGO(環境保護民間団体)としアース基金協会が初めて実施した援助活動として紹介しています。 1990年から1995年10月までの支援総額は7,399,969 円です。 |
外国の環境NGOへの支援活動 |
1.バングラディシュ(ユナイテッド・クラブ) |
| 90. 7.13 環境教育資材購入費を援助 1,000$・・・・・・・153,550. 91. 6. 5 「市民の集い」に代表招待(2人) ・・・・・・・・852,438. 91. 9. 3 サイクロン被害救援で 3,300$・・・・・・・・・458,245. 93. 1. 6 環境教育活動援助金援助 3,000$・・・・・・・・330,000. 95. 3.20 環境教育資材購入費援助 5,000$・・・・・・・・456,000. 95.10,28 洪水被害救援活動支援 (円) ・・・・・・・・・・330,000. 95.10,28−29湖沼会議に来日代表2人神戸視察等・・・・・・125,698. 2.マレーシァ・サラワク森林破壊防止の訴え日本キャンペーン 90. 3.13 東南アジア4か国NGO滞在費一部負担・・・・・・80,000. 91. 6. 5 「市民の集い」に代表招待(5人) 一部負担・・・・500,084. 3.アースサミット関係援助 92. 5.22 92サミット: 途上国代表を派遣費一部負担・・・・524,233. 92. 5.22 92サミット: 世界の都市大気汚染調査費用補助・・300,000. 92. 7. 7 92サミット: グローバルフォーラムへの援助・・・200,000. 4.その他 90.6. 10 ガーナ地球の友にカメラ一式贈与・・・・・・・・100,000. 日本の環境NGOへの支援活動 1.地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)への支援活動 92. 7. 1 CASA事業活動支援 500,000. 93.12.27 地球環境大学 (・) 後援 600,000. 95. 9.20 CASA代表の海外派遣費用援助 291,000. 95.10. 3 地球環境大学 (・) 後援 300,000. 2.JRCC活動の支援活動 93. 4.20 JRCC集い後援・・・・・・・・・・・・・・・100,000. 3.学者への調査研究活動援助 91.10. 9 湾岸戦争による大気汚染現地調査援助・・・・・・200,721. 92. 4.30 92サミットに派遣費用援助・・・・・・・・・・・698,000. 4.95アースデー日本連絡所(アースデー企画)・・・・・・・300,000 |
| 第5号 1995年9月 |
| 地球規模の異常気象バングラディシュ大洪水で犠牲続出 バングラディシュのNGOからSOS CASAの国際交流について 25年目の95アースデー |
| 第4号 1994年4月発行 |
| 途上国の実情視察バングラディシュへ代表派遣 バングラディシュ視察報告 バングラディシュを知っていますか |
| 第3号 1993年発行 |
| 総会開催 市民生活協同組合ならコープでアース基金協会アピール |
| 第2号 1992年発行 |
| アース基金協会へあなたのお力を 地球は紙風船キャンペーン |
| 第1号 創刊号 1991年発行 |
| アース基金協会設立へ 理事長に中坊公平弁護士 |